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FDA「ゴールド」塗装9号機、従来モデルとの違いは?

フライトレーダー24

フライトレーター24

「フライトレーター24」で確認可能となったFDA9号機の各種情報

 9号機の特徴の一つが「ADS-B OUT」システム。

 GPS情報を元に、位置情報や高度・速度といったフライトデータを送信するシステムが搭載され、ウェブ上でタイムリーに各種データを表示します。

 これによりFDAフリートの中で唯一、9号機の情報が「フライトレーダー24」で確認できるようになりました。

新型ウイングチップ
 9号機は燃費改善パッケージ「Fuel Burn Improvement(Package2)=フューエル・バーン・インプルーブメント(パッケージ2)」が施された日本初の機体で、主翼端には現行モデルよりも大型化したウィングチップを装備。名称はこれまでの「ウイングレット」から「ウイングチップ」に変更し、新型ウイングチップ搭載で9号機は従来機より横の全幅が2.65メートル広がり、28.65メートルになりました。

FDA9号機,ウイングレット

9号機搭載の新型ウイングレットは傾斜角度を約60度寝かせている(写真左が9号機、右が従来機) © Toshio Tajiri/Flight Liner=15年3月

 このウイングチップは面積を拡大し傾斜角度を約60度に落としたことで、気流の流れを整え、翼端部に発生する空気渦を抑止する働きが今まで以上に備わっています。

 これにより従来機比で約5.5%燃費が改善し、FDAの整備担当者は「年間2000万円の燃料費節約を期待している」と話します。

 また、9号機にはライトニングセンターも搭載。機体上部に取り付けられたアンテナで、大気中にある電磁気および静電気等をキャッチし、天気レーダー上に雷の状況を表示します。

 このほか、ウイングチップのナビゲーションライトはLED化してスリムになり、胴体下部の空気を取り入れるインテークは形状を変更。APU下部のカバーも小型化したことで空気抵抗を減らす働きが備わりました。

FDA9号機,ウイングレット

機体下部のダクトタイプインテーク。9号機は形状を少し変更している(写真左が9号機、右が従来機) © Toshio Tajiri/Flight Liner=15年3月

FDA9号機

9号機はAPU下部のカバーを従来機よりも小型化した(写真左が9号機、右が従来機) © Toshio Tajiri/Flight Liner=15年3月

キャビン
 機内は小型機ながら広い客室スペースを確保。二つの円を重ねた「ダブルバブル構造」の胴体形状により、同じクラスの機体と比べて広い空間を実現させています。通路の高さは2メートルあり、頭上の手荷物収納棚も同モデル最大級の容量。

 座席はこれまでと同じくゾディアック社製のものを取り入れ、シート間隔は79センチ。1列4席の2-2配列、計84席仕様。ソフトレザーによる柔らかなすわり心地を特徴としています。

 FDAは今回の9号機導入で、夏ダイヤが始まる3月29日に名古屋小牧発着の出雲線と北九州線を開設します。運航本数は出雲線が1日1往復2便、北九州線は1日2往復4便体制。

 今後は2016年3月に1機、2017年3月に1機導入予定で、2年後には11色の翼がFDAの就航各地を羽ばたくこととなります。

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