いったい何目的? 1日10回乗ってみた-天草エアライン「空中散歩」
観光資源豊富な熊本県・天草市に、地域の人々から愛される航空会社がある。
--天草エアライン(AHX)。

天草エアライン唯一の運航機材、ボンバルディアDHC-8-Q100型機(機体番号:JA81AM) © Toshio Tajiri/Flight Liner=14年12月
同社には今回で2回目の販売となる人気のチケットがあり、それが1日10区間搭乗可能な期間限定特別運賃「1日親子イルカ号パラダイス」。2015年3月13日搭乗分まで実施され、筆者もさっそく全便搭乗にチャレンジしてみました。
親子イルカ号は沖縄で誕生
天草空港を拠点とする天草エアラインは2000年3月23日の同空港開港と共に初就航を迎え、2015年で就航15周年。

親子イルカ号就航初日の様子 © Toshio Tajiri/Flight Liner=13年2月
親子イルカ号は那覇空港隣接の日本トランスオーシャン航空(JTA)格納庫内で塗装が行われ、以前の初代イルカ号に代わり2013年2月24日より現在の新塗装機としてデビューしました。
愛称は一般公募から決定し、機体の名付け親は胴体部分の親イルカが神奈川県在住の女性、プロペラの子供イルカが大阪府在住の女性。名前は親イルカが「みぞか」、プロペラの子供イルカが男の子「かい」くん、女の子「はる」ちゃん。

機内前方右側、乗客同士が向かい合うシート © Toshio Tajiri/Flight Liner=14年12月
機内は39席仕様。最後列は5列で、右側最前列には乗客同士が向かい合う「お見合い席」があることも特徴です。エンジンはプラット&ホイットニー社製のPW121エンジンを搭載。熊本-伊丹間は燃料搭載と最大離陸重量の関係で36席を販売しています。
乗務はパイロット2名とCA1名が担当。基本は6区間目(熊本発天草行きAMX202便)が終了した時点で乗務を交代します。
スケジュール情報
- 天草エアライン(AHX)、「一日親子イルカ号パラダイス2014」
- 日程:2014/12/01 ~ 2015/03/13
- 場所:天草エアライン全路線